耐震診断とは?
旧耐震基準で設計された(1981年6月以前の建築確認済)建物について、現行の耐震基準で耐震性の有無を確認することです。
構造計算→耐震性の検討と評価→耐震補強案と概算工事案の作成という流れです。
耐震診断義務の対象となる建物とは?
耐震基準が制定された1981年6月以前に建築確認済を取得して建築された階数3かつ延床面積5,000㎡以上の旅館ホテル
費用の目安は?
耐震診断費用の目安(設計図・構造図が有る場合)
①鉄筋コンクリート造の場合(一般図・構造図が有る場合)
1,500円/㎡〜2,000円/㎡
②鉄骨構造の場合(一般図・構造図が有る場合)
1,700円/㎡〜2,400円/㎡
③木造の場合(設計図が有る場合)
15万円/棟〜25万円/棟
※設計図・構造図が無い場合は、現地調査費用や図面復元費用が別途となります。
耐震改修工事費用の目安
①鉄筋コンクリート造の場合(設計・工事管理・躯体改修工事)
15,000円/㎡〜50,000円/㎡
診断にかかる期間は?
診断期間約3ヶ月程度を必要とします。助成金の申請〜審査決定については別途期間が必要です。
診断結果の評価とは?
耐震診断結果は基準(is値)で評価されます。
is値は、構造耐震指標であり、地震力に対する建物の強度、靭性(じんせい)=変形能力・粘り強さを考慮して、階毎に算出します。耐震改修促進法では震度6〜7の地震に対して下記のように定められていいます。
is値が0.6以上→倒壊、又は崩壊する危険性が低い
is値が0.3以上0.6未満→倒壊、又は崩壊する危険性がある
is値が0.3未満→倒壊、又は崩壊する危険性が高い